シダ同定異世界RPG風ノベルゲームの4作目「シダダン4」が無事リリースされました。
今回も攻略記事、書いておきます!
前回同様ネタバレしかないので、「何も知らずにドキドキしながら自力で探し当てたい……!」という方は見ずにプレイしてください。
が、一通り楽しんで、「他にどういう機能があるのかな」とか「どういう分岐があったのかな」「やり残しはないかな」等気になる方は、是非参考にして頂けたらと思います。
各クイズの点数
今回は全て1問10点です。
今回の分岐は遅め!シダダン1と似たようなタイプです。
ざっくりした流れは、
- 森でのシダ探し&モンスター戦:40点
- お祭り出店①:40点
- お祭り出店②:40点
ここまでの合計点で分岐
~100点の場合
- 予選:40点 20点未満だと胞子エンドへ
- 本選:40点 途中で一回でもミスすると前葉体エンド、勝ち抜くと受精卵エンド
100点~の場合
- 「おめん」を獲得し、かつプレイが2周目以上の場合 神竜戦への分岐が出現する。条件を満たしていない場合は審判戦のみとなる。
- 審判戦:50点 2回ミスまたは最後の問題でミスすると胞子体エンドへ、勝ち抜くと胞子散布エンドへ
- 神竜戦:50点 正解数に関わらず新芽エンドへ
となっております。全問正解した場合、審判戦ルートまたは神竜戦ルートに入るので、満点は170点となります(下のルートで170点獲得しても、満点メダルは貰えません)。
今回用意されているステージの種類
始まり~お祭り開始までは1ルートです。
分岐①出店選び
お祭りの出店が前半3種類、後半3種類あります。どれも違うキャラクターが運営していて、内容も異なるので、気になるお店に行ってみてください!
たぶん書かなくてもわかるとは思いますが、
前半は左から順に 初期賢者組、からす兄弟、渦善&砥草
後半は左から順に七化&へご&裏白、飯田&三晶、紺照&押田&姫沼 になります!
分岐②100点未満の場合
基本的に1ルートです。
予選
砥草さんが説明していますが、4戦中2勝しないと次に進めません。ここで負け過ぎると胞子エンドに向かいます。
本選
本選では1回でも負けると前葉体エンドに向かってしまいます。勝ち切ると受精卵エンドに向かいます。
分岐③100点以上の場合
上でも説明したとおり、
- 2周目以降
- 三晶からおめんを受け取る
という2つの条件が満たされると、常磐たちについていかない(神竜戦)ルートが出現します。おめんは『そのストーリー内で』受け取った場合のみ有効で、別のストーリー時に獲得していても意味はありません。神竜戦ルートを狙う場合は必ず、
- 森~1個目の出店でなるべく高得点をとる
- 2個目の出店では「三晶堂」を選び、全問正解することでおめんを獲得する
ことをしておきましょう。
審判戦
HP制が導入されます。その上タイマー制が導入されているので、時間切れになると自動的にミス判定になります。
クイズウィンドウ左下にHPが表示され、ミスするたびにHPが減るようになります。2回目のミスをした時点で戦線離脱し、胞子体エンドに向かって話が勝手に進んでしまいます。
また、最終問題(5問目)はHPの残量にかかわらず間違えると一発アウトになります。ご注意ください。
タイマー作動中はセーブもできず、宝箱も見ることができません。ご注意を。
完全勝利で胞子散布エンドです。
神竜戦
HP制が導入されます。その上タイマー制が導入されているので、時間切れになると自動的にミス判定になります。
クイズウィンドウ左下にHPが表示され、ミスするたびにHPが減るようになります。2回目のミスをした時点で戦線離脱し、特定のエンドに向かって話が勝手に進んでしまいます。
また、最終問題(5問目)はHPの残量にかかわらず間違えると一発アウトになります。ご注意ください。
タイマー作動中はセーブもできず、宝箱も見ることができません。ご注意を。
ただし、神竜戦はどの時点で負けても、あるいは全て正解しても、必ず新芽エンドに向かう設計になっています。
今回はオールキャラ、かつ復習をメインとした作りなので、題材として出されるシダは見覚えがあるものも多いでしょう!しかし出題形式にちょっとひねりがあるので、広範な知識が必要とされる場面もあるかもしれません。
宝箱制度
今回も「宝箱制度」があります。
初回プレイ時、前半の出店選択画面の段階に入ると右上に小さな宝箱のマークが表示されるようになります(この画面はシダダン1のもの)。
これを押すと、「戦利品一覧」を見ることが可能になります。
戦利品は6つあり、出店各コースにおいて1つずつ存在し、そのコースで満点をとるとプレゼントしてもらえるものとなっています。獲得した時点で宝箱を開くと、獲得した戦利品のアイコンを見ることができます。
アイコンをクリックすると、詳細を読むことができます。実はこのアイテムたちは図鑑代わりになっていて、今回はひとつの種について詳細な画像を見ることができる作りになっています(下に並んでいるボタンを押すことで画面を切り替えることができます)。
宝箱は、タイマーが動いていたり場面遷移していたりしなければ、基本的にいつでも開くことが可能です。クイズの最中でも開くことができますので、わからなくなったり確かめたくなったりしたら是非開いてみて下さい。
また、この宝箱の中身はプレイごとにリセットされることはなく、2周目以降はその前の宝箱の中身を保持したまま進むことができます。よって全ての戦利品を回収・揃えることができます。コース・ゲームに取り組むたびに戦利品が増えて知識も増える、そんな設計になっております。
が、また減る要素があります。
減る要素1つめは「三晶堂」で占いをしてもらう場合。対価として払ったものは消えてしまいます。
2つめは新芽エンドに向かった場合です。ストーリーの最中でおめんを手放してしまうので、消えてしまいます。
小ネタ
タイトル画面
- 2周目以降エンドリストが出る
- 2周目以降タイトル画面が変わる(ランダム6種、浴衣姿)
- 胞子散布エンドになると後日談に行くための鍵アイコンが出る
- 2周目以降おまけゲームが出現する(タイトル上の「HELP!」というボタン)
の4つが変更されます。
後日談
鍵アイコンを押すと即後日談に入ります。後日談の中での主人公の名前は、胞子散布エンドをクリアしたときの名前が勝手に設定されます。
後日談でもクイズを解くことになりますが、間違えたり正解したりしたからといって何かあるわけではありません。純粋にストーリーとして楽しんで頂けたら……。
途中で分岐が2箇所あります。ひとつが「誰を探すか」のところ、もうひとつが「どう行動するか」のところです。
誰を探すかのところでは、各賢者が今まで絡みのなかったキャラとお喋りしている姿を見ることができます。話の内容もそれぞれ違うので、楽しんで頂けたら。
どう行動するか、では、「誰かに話しかける」「会場を離れる」「隅にある椅子に腰掛ける」の3つを選ぶことができます。
誰かに話しかける、を選ぶと、お疲れ様会に参加している全員と一対一でお喋りすることができます。一覧が出るので、話したい人を選んでください。
会場を離れる、を選ぶと、松葉さんと会話でき、
隅にある椅子に腰掛ける、を選ぶと、日陰之さんに会って会話できます。
全て読み終わると、エンドスチルを得ることができます。こちらはエンドリストの下の鍵マークから見ることができます。
おまけゲーム
おまけはどのエンドで終わってもとにかく一周すれば出現します!タイトル上の「HELP」というやつです。
初めて押した時には、導入のためのショートストーリーが流れ、その後メインコンテンツが出現します。ざっくり言うとレポートを作るために頑張ります。4つテーマがあるので、全部こなしてみてください。1つのレポートで満点をとるたびに、スチルの断片がゲットでき、全部揃うと完全なスチルを見ることができます。
ちなみに、各クイズ画面で蕨くんをクリックすると時々ヒントが貰えます!
全部揃えた後はアフターストーリーが勝手に流れるようになっています。
最初のストーリーもアフターストーリーも一度しか見られない仕様になっていますが、レポートは何度でもやることができます。
エンドロール後の画像
エンドロール後の画像は、エンドの種類によって変わります。
そしてそのスチルはエンドリストに掲示されるようになります。
エンドリストの画像をクリックすると大きい画像を見ることが可能です!
各エンドへの行き方
各エンドの差
胞子散布(所謂ベストエンド):和解する
胞子体:記憶全消去でお祭り会場に戻っていく
新芽:神と会う
受精卵:VS賢者トーナメントで勝利する
前葉体:VS賢者トーナメントで本選負けする
胞子:VS賢者トーナメントで予選負けする
気になる人向け:世界設定の一部
ゲームをプレイして、これどうなってるの?と思うところもかなりあったと思います。
今回結構世界設定の核心に近いところまで迫る内容だったので余計に……。
一部だけですが書き並べておきます。
- そもそもお祭りというのはなんだろう?楽しいものなのだろうか、非日常が同居する瞬間なのだろうか、神に感謝するものだろうか、それとも神を祀ることで怒らないでいてもらうためのものだろうか……祭りは祀りでもあり、祭り事は政でもある。祭りの日には色々な何かが重なっている……予感がする!
- 賢者たちは「お祭りは神に感謝するもの」と言っているが、この神は作中で出てくる「神」を想定している。彼らの中では創造主=神=啓示を授ける人 という図式ができているはず。なぜなら経典に基づいて動いているから。
- 常磐と蕨は純粋に研究者の卵だが、蕨は何かを感づく力があるみたい。彼は普段から目を開けずあまり話さない分、常人とは違う感覚が育っているのかも。
- 「『経典』はどちらかというと、賢者向けに書かれた本で、巧妙な誤魔化しが入っている」という常磐の話については、シダダン1を思い出して頂きたい。井元がシダ世界について、経典に基づいた説明をしてくれるが、そこでは世界を作った『創造主』が民に混じって生活している……という話があった。でも創造主=神だと考えると民に混じって生活していないのでおかしくなり、創造主=獅子頭先輩だと考えると世界そのものを作り出した本人ではない(発案しただけ)のでおかしくなる。あの話はまさに誤魔化しの具体例になる。誰かが真実を知り尽くし、それを世界の住民、特に賢者という立場の人に悟られぬように書いている。賢者の指針になる本ということは、古い時代に賢者をやっていた者が書いたのだろうが、この人物は……。
- なぜ主人公だけが異物認定されたのか。答えは簡単で、獅子頭先輩はこの世界の設立に関わっているから異物じゃない判定だったというだけ。
以降神話の話
- 三柱神説では『創造』『維持』『破壊』の土の神(人)が存在することになるが、これを愚直に信じてストレートに考えれば創造=松葉、維持=日陰之、破壊=花鑢になるだろう。なぜなら松葉はダンジョンを作り(突然変異モンスターも作り)、日陰之は賢者の育成等によって世界規律を維持し、花鑢は自ら「破壊の力しかない」と言っているからだ。三人とも年齢不詳で、三人とも謎空間にいたのだから(胞子体エンド)そう考えるのが素直である。
- 松葉は創造の力がある。創造は快楽追求と突飛さが必要だ。しかし人からは孤立してしまう。なぜなら理解されないからだ。
- 日陰之は維持の力がある。維持には賢明さと知が必要だ。しかし何でも知ってしまうことは幸福なのだろうか。
- 花鑢は破壊の力がある。破壊には衝動性と幼さが必要だ。1年に1度だけ目を覚ます花鑢は、精神年齢が他ふたりよりも低い(獅子頭先輩が言う『夏緑性と冬緑性』、花鑢自身が述べる「1年待ってくれるか?」という言葉、そして祭事が1年ごとというところから推測できる)。しかしその長い夢の中では、過去に自身が破壊してしまったもの、破壊したことで怯えられた記憶、逆に破壊しなかったことで誰かに糾弾された記憶が延々と想起されているのかもしれない。そのせいで自分が人々に近づくことが怖くなって、ずっと遠くで彷徨っているのだろうか?
- 天の神と土の神の関係性はどのようなものなのだろうか。忠誠を誓う仲なのか、それとも力を勝手に与えてきたことによる憎しみなのか……。土の神の3人は望んでその力を手に入れたのか、それとも一方的に与えられたのか。そもそも天の神はこの世界にとって『異物』なのかどうかは一度考える必要がある。
- さて、ここまで「三柱神説」を信じた上で話をしてきたが、本当に正しい説なのだろうか?後日談の会話では日陰之から「部分的に本当で、部分的に間違っている」と伝えられるところから考えても、完全に信じて話を進めるのは危険そうだ。
おまけゲームについて
- 「自分」と書かれている人物は、実はメインストーリーで活躍する主人公ではない。一体誰だろう?蕨は何かを感じているようだが……。
もし情報が足りなかったら……
これで全部書いたはずですが、何か情報が足りなかったり、
「ここはどうなってるの?」「具体的な値を教えて!」等のリクエストがあれば書き加えますので、是非Twitterやコメントで問い合わせていただければと思います!
みなさんが楽しんでくれますように!