こんにちは!まいんです。お久しぶりです。
さて、シンガポール生活もだいぶ長くなりまして、シダ探索も結構やってきました。
そこで!
今回はシンガポールでシダを見たいならどこに行けばいい?という疑問にお答えするべく、個人的シダスポットを簡単にご紹介させて頂こうと思います!!!
結論からいうと、どこでも見れる!
けど、場所によって見られるものが違う!!(当然)
この記事がシダ好きの誰かの助けになれば幸いです。
- 街中
- Singapore Botanic Gardens
- Gardens by the bay
- Bukit Timah Nature Reserve
- Central Catchment Nature Reserve
- Sungei Buloh Wetland Reserve
- Labrador Nature Reserve
- Fort Canning Park
- もっとシンガポールのシダを楽しむために
- 上で紹介した場所以外でも楽しめます!
街中
ぶっちゃけシンガポールは街の中がすでに着生シダだらけです!!
街路樹として立ってるアメリカネムノキを見上げれば、何種類ものシダが着生しているのを観察することができるでしょう。
A Guide to the Common Epiphytes and Mistletoes of SingaporeというPDFがちょっと役に立つかな。下のリンク先からDLするんだ!
基本的に着生しているのはウラボシ科(ビカクシダ系、ヒトツバ属などかなり多種)、チャセンシダ科(シマオオタニワタリ)、シノブ科、イノモトソウ科(シシラン系)って感じです。運が良ければハナヤスリ科もいるらしいが、自分は未だにどれなのかわかってないですね……。
下を見てもシダがたくさん!自然に生えたイノモトソウ科やマツバラン科、ウラボシ科、タマシダ科(ホウビカンジュ)がいるかもしれません。
インテリアとか飾りとしてタマシダやシシガシラ科もよく用いられていますね!
Singapore Botanic Gardens
はっきり言ってここは聖地です。シンガポールの自生シダも(全てとは言いませんが)見られる上に、世界各国から集められた珍しいシダ等も結構雑に植わっています。ぜひ行ってほしいです。
ここは複数種のガーデンの集まりなので、「どこに行けばシダが見られるの?」となると思うんですが、基本はどこでもなにかがある上にそこでしか見られないシダもいるという状態なので、全部くまなく見るのが正解です。
が、そんなことやってられないので、てっとり早くシダを大量に浴びたいならEvolution GardenかFerneryですね。後者はなんと公式のマップに掲載されていないのですが……。
Singapore Botanic Gardensのシダ事情についてはまた改めて詳しい記事を書くつもりです(気力があれば&可能な限りマップ付きで)。
Singapore Botanic Gardens | Homepage
Gardens by the bay
どちらかというと観光用のインスタ映えスポット……というイメージが強いかと思いますが、実は案外侮れないシダスポットなのがここです。
Gardens by the bayのいろんなところにシダスポットが散っているのですが、個人的に一番のおすすめはCloud Forestです。
Cloud Forestはすごい湿度で、どこを見回してもシダ、シダ、シダ……!!!!!しかもSingapore Botanic Gardensにはいないようなシダもいます。例えばアネミア科なんかはここでしか見られません。なに???最高ですね。
ということでぜひCloud Forestだけでも行ってきてください。ただしお触りは禁止されているので胞子嚢群を見るとき&撮るときはめちゃくちゃがんばってください。あとカメラが濡れる。湿度で。
Bukit Timah Nature Reserve
シンガポールの原生林、自生種シダを見るなら断然ここ!!!!
アクセスも良好な上に低い山(シンガポール最高峰なのに……)なので、登山しやすいのも良いです。
シンガポールに来たのにわさわさ生えるTectaria singaporianaを見ずには帰れませんよね??もちろんそれ以外にもたくさんいます。興奮しっぱなしです。
科でいうとヒカゲノカズラ科、イワヒバ科、リュウビンタイ科、コケシノブ科、ウラジロ科、カニクサ科、ヘゴ科、ホングウシダ科、イノモトソウ科、チャセンシダ科、シシガシラ科、メシダ科、ヒメシダ科、オシダ科、タマシダ科、ナナバケシダ科、シノブ科、ウラボシ科……かな。もうとにかく行きましょう。とにかく行って。
Central Catchment Nature Reserve
Central Catchment Nature Reserveは二次林なんですが、「どうやって行くの?」というのが若干わかりにくい気がしている場所です。
個人的にはWindsor Nature Parkから歩いていくか、MacRitchie Reservoir Parkから歩いていくのがおすすめですかね。MacRitchie Reservoir Parkは自生のウツボカズラが見やすい位置にいるのが推しポイントで、Windsor Nature Parkはサンショウモ科がいるのとテツホシダを見やすいのが推しポイントです。
Central Catchment Nature Reserve、なんといってもTree Top Walkがいいです。林冠を歩けるんですが、そこで自生のビカクシダが木に貼り付いている様子を見ることができるんですよ!!!!!!!!!!!!!見るしかないよね!?
結構長い道のりを歩く&Tree Top Walkの後が一方通行だったり出口まで延々と歩かなきゃいけなかったりと大変なんですが、ぜひ行ってください。Tree Top Walkの後の道では一箇所コケシノブ科のパラダイスもあります。
あと、実はカンザシワラビがいるらしいという噂があります。私は未発見ですが、誰か見つけてください。
Sungei Buloh Wetland Reserve
これはマングローブですね!皆はイリエワニを見に行くんでしょうが、シダ好きならミミモチシダが見たいわけ。
シンガポールにはミミモチシダの仲間が2種いるんですよ!!!!ぜひここで見比べてください。
こういう場所のシダがどう生えるかも気になるだろうしね。
でも難点なのはシンガポールの超端っこだということです。アクセスは容易なのでいいんですが、移動に時間がかかるかな……。
Labrador Nature Reserve
こちらはSungei Buloh Wetland Reserveよりも手早くマングローブが摂取できる、中心部に近いマングローブです!マングローブ+森かな。
ミミモチシダたちを見たいけどSungei Buloh Wetland Reserveに行く時間と余裕がないよ……!って人はこっちにぜひ行ってください。
Fort Canning Park
歴史ファン必見の場所ではありますが、シダも結構豊富に生えていていい場所です。
今まで紹介してきた場所に比べれば見劣りするんですが……それでもわさわさ生えるシダを見られて健康にいい!!!!
気持ちの良い公園なので興味あればぜひ行ってみてください。
もっとシンガポールのシダを楽しむために
シダを見るだけでも楽しいですが、やはり種がわかるともっと楽しい……という面もあるでしょう。
そういうときに使えるふたつのサイトを紹介しておきます!
1 Flora Fauna Web
シンガポールに生えている&植えられている植物が結構載っているサイトです!
科名や属名で検索したり、写真の一覧から選んだりすれば種同定できるかも。
2 The Biodiversity of Singapore
名前どおり。
ただ、シダのページは残念ながら、科などの分け方がめちゃくちゃになっています。
それでも負けずに探せれば……勝てる……!!!!!!
加えておすすめしたいのが、Singapore Botanic Gardens内にある図書館!ここでシンガポールやマレーシアのシダ図鑑、シダ情報を閲覧することが可能です。閲覧すると「こんなシダに会えるかも!?」の期待が膨らむのでいいですよ!!
あとはあとは……これは自前な上にミス多そうであまり表立っておすすめできないのですが、自分でもシンガポールで出会ったやつを過去に一度まとめています。実はこの後いろんな別の場所で見つけたり、違う種をみつけたりしているので情報が不足しているのですが……もしよければご活用ください……!
Singaporeシダ記録 - mimimine - BOOTH
上で紹介した場所以外でも楽しめます!
上では代表的な「ここ押さえとけ」スポットを紹介しましたが、もちろん別の場所にいってもシダは楽しめます!大抵のシンガポールの公園では豊かなシダを観察することができますし、Plau Ubinやセントーサ島(特にフォートシロソ)でもシダを楽しめます。Hort Parkという公園だとシダ集めたゾーンなんかもあります(大体街中にいるシダですが)。
ぜひ、シンガポールで楽しいシダ観察を!!!!