シダ同定異世界RPG風ノベルゲーム「シダダン」が無事リリースされました。
前回出した「ぷらんちゅ In Singapore」では、はじめて攻略記事を書く……ということをしてみたのですが、案外需要があったようなので、今回も攻略記事を書いておこうと思います。
前回同様ネタバレしかないので、「何も知らずにドキドキしながら自力で探し当てたい……!」という方は見ずにプレイしてください。
が、一通り楽しんで、「他にどういう機能があるのかな」とか「どういう分岐があったのかな」「やり残しはないかな」等気になる方は、是非参考にして頂けたらと思います。
各クイズの点数
今回は全て1問10点です。
ただし、最初の最初に出会うモンスターとの対戦は、点数としてのカウントがありません(一応、正解すると攻撃できて、不正解を選ぶかタイムアップすると話が勝手に進みます)。
ということでざっくりした流れは、
- 賢者とのお試し戦:40点
- 自由探索1回目:40点
- 自由探索2回目:40点
- 最終局面前半戦:40点
- 最終局面後半戦:50点
となっており、全問正解すると210点獲得することができます。
問題内容
今回のゲームでは、途中の選択肢によってエンドが変化したり、会話内容が変わったりするようになっていますが、問題内容が変化する場面もあります(下で詳しく説明します)。
今回用意されているステージの種類
始まり~賢者との出会いまでは一つのルートしかありません。
分岐①
賢者のもとを最初訪れた際、シダについて自信があるか否かを問われる場面があります。返事によって初戦の難易度と問題内容が変化します。
自信がない人は強制的に授業を受ける流れになり(とはいえスキップできるのですが)、難易度低めな問題が出されます。一方自信がある、同定もできると言い切った方には最初から全力投球です。
ちなみに授業は受けても受けなくてもエンド等には影響ありません。受けたいものだけ受けて頂ければと思います。5つ用意してあります。それぞれ別の人が担当しています。
分岐②自由探索
賢者との初戦が終わると自動的に次の日になりますが、そこから2日間はマップ上の好きな場所に行き、やりたいことをするという流れになります。
マップ上に表示される場所は3箇所あります。
クエストカウンターでは4種類のクエストが、賢者の居場所では4つのコースが、獅子頭先輩の居場所では1つのコースが用意されています。ということでルートは計9つですね。
ざっくり言うと、クエストカウンターは実践、賢者は初歩、獅子頭先輩は中間といった感じの難易度です。
クエストカウンターで受注できるクエストでは、複数の科に跨った実践的な同定問題が出題されます。
賢者のところに行くと、それぞれの担当する1つのシダの科について詳しい説明を聞き、トレーニング問題を解くことができます。
獅子頭先輩は完全趣味に走ったようなコースになってますね……。
すべて問題内容が異なります。
自由探索2日目が終わるまでの成績によって、その後のストーリーが変化します。
具体的には、90点とれていない場合は獅子頭先輩と夕飯をご一緒して夜景を見に行きます。
90点とれている場合は、好子さん、井元さん、獅子頭先輩のいずれかとの会話によって、一人夜景を見に行く流れになります。誰との会話がトリガーになるかは、2日目にいる場所によって決まります。
分岐③90点未満の場合
獅子頭先輩と一緒にダンジョンに挑む……という流れになります。ダンジョンでの戦いは1ルートですが、ここはHP制が導入されます(後半はタイマー制も導入されます)。
クイズウィンドウ左下にHPが表示され、ミスするたびにHPが減るようになります。3回目のミスをした時点で戦線離脱し、特定のエンドに向かって話が勝手に進んでしまいます。
後半のタイマー制ではタイムリミットまでに答えないと被弾し、これもまたHPが削れる要因になります。HPはダンジョン戦通して引き継がれる要素なので、前半からミスなくやっていく必要があります。タイマーが動いている間セーブはできないので、注意してください(宝箱も開けません)。
が、最終問題(ダンジョン入ってから9問目)はHPの残量にかかわらず間違えると一発アウトになります。
分岐④90点以上の場合
星空の下で何を考えるかにより、ルートが更に分岐します。
具体的には、
- ここに残りたい
- 元の世界に帰りたい
のどちらかを選ぶかで決まります。それぞれ「残るルート」「戻るルート」と呼ぶことにします。
どちらを選んでも、一度井元さんのところに行って会話をします。
そして賢者との戦いに入ります。HP制が導入され、3回間違えると戦線離脱し特定のエンドに向かって話が勝手に進んでしまいます。
賢者の戦いの問題内容はどちらのコースでも同じです。
※ちなみに、3問目終了時に残りHPが1だと裏星さんから一言なにかあったりします……。
賢者の戦いを抜けると、分岐が始まります。
残るルート
残るルートでは神との戦いになります。直前の賢者戦のHP制を引き継ぐのに加え、タイマー制も導入されます。タイムリミットまでに答えないと被弾し、これもまたHPが削れる要因になります。
が、最終問題(神の5問目)はHPの残量にかかわらず間違えると一発アウトになります。
戻るルート
戻るルートでは獅子頭先輩との戦いになります。直前の賢者戦のHP制を引き継ぐのに加え、タイマー制も導入されます。タイムリミットまでに答えないと被弾し、これもまたHPが削れる要因になります。
が、最終問題(獅子頭先輩の5問目)はHPの残量にかかわらず間違えると一発アウトになります。
クイズの難易度についてですが、90点未満のコースでは基本復習問題で構成されています!自由探索の9つのコースで学べるシダが出題されるので、全部のコースを履修すれば解けるようになっています。
90点以上のコースでは「シダ簡単かも?」「分かってきたかも?」というところに更に知識を注いでいこうとするような、ちょっとレベルを上げた出題になっています。へこたれず、「こういうのも○○科なのか!」みたいな驚きで受け止めてもらえると嬉しいです。
宝箱制度
今回は新たに、「宝箱制度」なるものを導入しました。
初回プレイ時、自由探索の段階に入ると右上に小さな宝箱のマークが表示されるようになります。
これを押すと、「戦利品一覧」を見ることが可能になります。
戦利品は、自由探索の9つの各コースにおいて1つずつ存在し、そのコースで満点をとるとプレゼントしてもらえるもの(またはドロップするもの)となっています。獲得した時点で宝箱を開くと、獲得した戦利品のアイコンを見ることができます。
アイコンをクリックすると、詳細を読むことができます。実はこのアイテムたちは図鑑代わりになっていて、それぞれ一つの科についてちょっとした説明と写真を見ることができるようになっています(下に並んでいるボタンを押すことで画面を切り替えることができます)。
宝箱は、タイマーが動いていたり場面遷移していたりしなければ、基本的にいつでも開くことが可能です。クイズの最中でも開くことができますので、わからなくなったり確かめたくなったりしたら是非開いてみて下さい。
また、この宝箱の中身はプレイごとにリセットされることはなく、2周目以降はその前の宝箱の中身を保持したまま進むことができます。よって9つのコース全ての戦利品を回収・揃えることができます。コースに取り組むたびに戦利品が増えて知識も増える、そんな設計になっております。
小ネタ
タイトル画面
- 2周目以降エンドリストが出る
- 胞子散布エンドになると後日談に行くための鍵アイコンが出る
の2つが変更されます。鍵アイコンを押すと即後日談に入ります。後日談の中での主人公の名前は、胞子散布エンドをクリアしたときの名前が勝手に設定されます。
後日談
後日談でもクイズを解くことになりますが、神との願いを賭けたクイズのところ以外は間違えたり正解したりしたからといって何かあるわけではありません。純粋にストーリーとして楽しんで頂けたら……。
神との願いを賭けたクイズでは、一問間違えたら即終わりで願い叶わずになってしまいます。全部(5問)無事正解すると、願いが叶い、限定のエンドスチルを得ることができます。こちらはエンドリストに出現する鍵マークをクリックすることで確認が可能になります。
エンドロール後の画像
エンドロール後の画像は、エンドの種類によって変わります。
そしてそのスチルはエンドリストに掲示されるようになります。
エンドリストの画像をクリックすると大きい画像を見ることが可能です!
各エンドへの行き方
各エンドの差
胞子散布(所謂ベストエンド?):異世界のことをはっきり覚えている、異世界と現実世界が自由に行き来できるようになる
胞子体:望み通り異世界で暮らせる
新芽:異世界のことをはっきり覚えている、意に反して現実世界に帰ってしまう
受精卵:記憶が消えて異世界で頑張ることになる
前葉体:異世界のことは夢として捉えている
胞子:異世界のことを一切覚えていない
気になる人向け:世界設定の一部
ゲームをプレイして、これどうなってるの?と思うところもかなりあったと思います。
いやはや、世界を作るって大変なんですね……設定が追いつかない。
ってことで矛盾してるところもかなりあると思うんですが、自分なりに意志があってちゃんと作ってるところもあります。
一部だけですが書き並べておきます。
- 最初の会話において「???」は獅子頭先輩、「謎の声」は神のもの。
- 獅子頭先輩が望むものであふれる世界を、うまく回るように適当に神が作った。そのため世界の一部には獅子頭先輩の潜在意識が反映されているが、それ以外は神の趣味。神はもとから世界が存在したような感じで世界を作り、そこに獅子頭先輩を移送した(ので獅子頭先輩は来訪者となった)。
- 異世界にいる間は現実世界では寝ている状態。つまりは夢に近い場所。異世界で何日過ごしても現実世界では一夜の夢になる。
- 異世界はシダ植物だけでなく種子植物、コケ植物等も存在している。しかしシダが優勢である上、全ての植物や動物が存在しているわけではない。
- 街の人は自分たちが住んでいる場所より外にもっと別の街が広がっていると思いこんでいるが、実際は街+周りの森・草原等しかない。
- 賢者は科を反映し、それ以外の人物は種を反映している。賢者の方がスケールが大きいので、賢者たり得ている。
- 賢者が祈る時神は部屋に降りてきて神託を下す(世界の調整のため)。一度世界を作った後は、世界の在り方を大幅に変えるような力を基本的には振るうことはできない(例外もある)。が、外部から来た存在には影響を及ぼすことができる。
- 井元さんが言う「経典」は世界について神がざっくり説明を書いたものだが、そこでは色々ごまかしが入っており事実と異なる箇所が複数ある。例えば「創造主」に関する記述はまるで1人の創造主のみがいるような書き方をされていたが、実際は世界を想像したのが獅子頭先輩で創造したのが神である。獅子頭先輩は民に混ざって生活しているが神は生活していないので、「創造主」の記述は事実と異なっている。
- ダンジョンの願いが叶う宝物は実際には現実強制送還バグ。願いが叶う、という言葉は誰もが到達できない場所にある宝物であることから、想像で語られた結果呼称されたもの。とはいえ結局願いは叶ったので、ある意味正しかった。
- 儀式の日井元さんだけ居残りしていたのはたまたま。毎回儀式のたびに誰か一人だけお留守番してる。
もし情報が足りなかったら……
これで全部書いたはずですが、何か情報が足りなかったり、
「ここはどうなってるの?」「具体的な値を教えて!」等のリクエストがあれば書き加えますので、是非Twitterやコメントで問い合わせていただければと思います!
みなさんが楽しんでくれますように!