こんにちは。
久々の投稿ですが今日は中国語の話をします。
つらつらと中国語の勉強を続けています。
上達は全然していませんが、下手の横好きで頑張っています。
最近は中国の子供向けアニメを観るようになりました。聞き取れません。子供、こんな言葉分かる?って思いながら聞いています。同じ場面を何十回も再生しています。
で、ついでにリアル中国語を勉強していきたいなと思い、
言語マッチングアプリをDLして使い始めました。
言語マッチングアプリとは、お互い勉強したい言語が母国語の相手とマッチングできて、言葉を交わすことで勉強ができるというアプリです。
私のところには日本語を勉強したい中国語話者が来て、
逆に私は中国語を勉強したい日本語話者として対峙するわけです。面白い世界だね。
で、案外日本語勉強したい人って沢山いるんだなぁって純粋に感動しています。沢山メッセージが来て、やりとりがあります。
大半はスパムだったり出会い目的だったりするのですが……。
(ヤバい人の見分け方としては、
まず日本語勉強したいって言うくせに全く日本語話してこない人は疑った方がいいです。それは日本語学ぶ気がない。でも中国語で全部メッセージ送ってくるから会話の練習にはなる。使いよう。
あとアプリ使用歴が浅い人は怪しい。垢バンされている可能性が高い。
最後に、すぐLINEとかWhatsAppやってるか?って聞いてくる人。すぐじゃなくても言い出したら疑った方がよい。とはいえ交換したところでそこまで害は実はない。が、自分の場合は離婚歴があるとか長々身の上話を語られた末に投資を教えてやるとか言われてうわってなってしまった。大抵のやばい人は身の上を語ってくるので気をつけろ)
でもまともに勉強したい!って人もいて、そういう人はめちゃくちゃ親切に相手してくれるので、いいね……ってなってます。
さて、そんなアプリを使い始めて、ある相手と会話していたとき。
どの季節が好き?みたいな話になりました。
で、冬が嫌いと相手が言うので、「でも冬の温泉は格別よ」と中国語で伝えようとしたんですね。
やっと本題です。
温泉に入る って中国語でなんて言うの?
これね、私はもう既に学んでたんですわ。
自分の中国語の教科書には、
洗温泉
が「温泉に入る」だって書いてあったんですよ。えぇ。
温泉好きだから速攻覚えた単語です。
ていうか、洗なんて使うんだ~という驚きもあって、印象的だったんですよねこの言葉。
自分、ゴガクルもやってるんですが、
ゴガクルでも「温泉に入る」で洗温泉が出てきました。
あぁ、洗温泉は温泉に入るなのね、と何の疑いもなく信じました。
だから堂々使ったんです。
すると。
「洗温泉なんて言葉はないよ、泡温泉だよ」
……!?!?!?!?!?
相手からのメッセージを見てめちゃくちゃびっくりしてしまいました。
えぇ!?だって教科書にもゴガクルにも書いてあるよ!?!?
びっくりして日本語で「温泉に入る 中国語」で調べてみると、やはり洗温泉は出てきます(泡温泉「も」出てくる、という感じでメインではありません)。
その上サイトによっては、「中国人は洗の方を好む」と書いてある……
全部嘘ってこと!?
相手曰く、
「洗温泉だと温泉を洗う感じに聞こえる、洗はそもそも洗衣とか洗澡とかで使う言葉だから。浸かる感じは泡だし、少なくとも自分は聞いたことも使ったこともない」
そうです。
いやいや、ちょっと信じられないぞ!と思い、別の中国人にほぼ泣き状態でダイレクトアタック。
私「『温泉に入る』って洗温泉って言わない!?」
相手「言わない。中国人の99.99%は言わないと思う。泡温泉でしょ。洗なんて使っちゃだめだよ」
相手「周りの中国人にも聞いてみたけど誰も言わないって、奇妙に聞こえるって言ってたよ」
……とのことでした。
そんな状態なら、なぜ教科書やゴガクルには洗温泉が蔓延っているのでしょう?
もしかしたら方言の可能性もあるかも、というのが相手の見解でした。中国、広いからね……場所によってもしかしたら表現が違うのかも。
少なくとも北方の人は洗は使わないそうです。
いやはや、最初はショックを受けましたが、今は教えてもらってよかったなと思ってます。
……本当になんで日本語のサイト、泡温泉を推してくれてないの????なんで????????なにか理由があるのか……?????????
てことで、教科書やサイトだけでは学べないことってあるねということを改めて感じた一件でした。
言語マッチングアプリ、ありがとう。
ついでに。
独学での言語勉強が進むにつれて、自分が中学高校で受けた「英語」の授業がいかに素晴らしいカリキュラム構成だったかを改めて感じています。
独学だとやっぱり偏って手をつけていっちゃうんですよね。で、進むにつれてあれも足りぬ、これも足りぬ、これがほしい……ってやらねばならぬという認識のものが増えていく。
自分の場合は
- 基礎文法(中国語の場合は勿論「発音」も)
- 単語
- 読解
- リスニング(問題形式)
- 発話行為
- リスニング(ナチュラルな会話形式)
- 日常的な応答・相槌といった汎用表現
- 作文力(単純な文は作れても複雑な状況が表現できない)
という風な順番で「やらねば」が増えていって、振り返ってみると
- Speaking
- Listening
- Writing
- Reading
- Grammar
- Oral Communication
が全部制覇されつつあるなと(必要だなという認識が制覇されているだけで、能力として制覇できているわけではない)。
授業で英作文オンリーとか、ただ会話するだけのとかあったの、ちゃんと意味あったんだな……って感動してます。ありがとう英語教育。すごいぞ英語教育。
中国語もな~、独学じゃなかったらそういうのカバーされてるんだろうな……体系的に学んだら、飛躍的に能力アップするんだろうか。いやしないだろうな。結局地道に単語覚えたりしなきゃどっちにしろアップしないんだろうな。……がんばろう。