あいまいまいんの生物学

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言語はな!単語暗記しなきゃ駄目なんよ!!!

こんにちは。

最近Duolingoというアプリで言語学習を始めました。

ja.duolingo.com

 

こちら、なんと無料で言語学習ができ、かつ何ヶ国語でも並行して勉強できちゃうというものです。

選べる言語も、英語はもちろんのこと、中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語……ともう盛りだくさんある。すごいアプリですね。

 

TwitterのTLでDuolingoをやっている人を見かけ、そんなにいいのかな?と思い、

ものは試しか、と軽い気持ちでアプリをDLしました。

取り敢えず、自分が一応やってきた中国語を選択してみたところ、なかなか操作性もよくやりやすそうだったので、他の言語もやってみようかなという気持ちになりました。

完全初心者からでも可能!という触れ込みだったので、試してみたかったのもあります。

 

で、

韓国語

フランス語

ロシア語

を選択してみました。

3言語一気には無理かなと思いましたが、触れてみたいとは思っていた言語たちだったので、あまり気負わずにやってみようという勢いです。これプラスで今までやっていた中国語を並走させました。

で、始めて2週間経ったので、やってみてどうだったか所感を書いてみようと思います。

 

Duolingoの基本体系

基本のしくみ

初歩からハイレベルまでどの段階についてもそうなのですが、基本Duolingoは「説明」をしてきません。

クイズを重ねていくごとに、文字、文法、発音、単語etcの知識をつけさせていくスタイルです。

学習者はいろんなデータセットを&何度も繰り返し与えられることで、差に気づいたり、同じだと気づいたり、こう発音するんだ組み合わせるんだと学んでいきます。

 

韓国語はそれがかなりあからさまで、最初の数ステージがすべてハングルになっています。

自分は知識無だったのですが、やっていくうちに「これはただの組み合わせで音が決まるんだな」「この形はこういう意味で、棒が一本増えるとこういう意味だな」とわかってきました。*1

 

とにかく一貫してゲーム、という感じです。正解するとものすごく褒めてくれます。間違えるとがっかりされるけどね。

出てくるクイズの形式は、

和訳

作文

穴埋め

発音記号確認

スピーキング(こちらが喋って、判定される)

リスニング

になります。しかも、大体の問題文etcをしっかり発音してくれます。なので、勝手に音が耳に入り続けます。

色んな能力を試してくれるのはなかなか嬉しいです。何よりスピーキングはなかなかやる場面がないのでありがたい仕組みだと思います。

 

ランキングなど、人と競う構造も搭載されており、より一層ゲーム性が強くなります。その分軽い気持ちで初学の言語でも学ぶことができます。この「軽さ」はとてもいいですね。

軽い分毎日あまり苦痛なく続けられる気がします。

 

Plusと通常版のちがい

Plusについては2週間の無料体験ができるので、私も試してみました。

通常版と違うのは、まず広告が全くなくなること。

通常版だと一つコースをクリアするごとに広告が出ます。割と邪魔に感じます。これが綺麗サッパリ消えるので、Plusは嬉しいです。

また、Plusだと現在の自分の能力を測るテストが受けられたり、今まで間違った問題だけを集めたコースにトライすることができたりします。

 

個人的に一番いいなと思ったのが飛び級制度です。

Duolingoでは、各コース(例えば、中国語の「挨拶1」とか)について、レベルが1~6まであります。そして、そのレベルそれぞれにレッスンが4個とか詰まっていて、通常版だとそのレッスンすべて通り越さないと次のレベルになれません。

ということは、中国語の挨拶1だけで、レッスン4つやってからやっとレベル2、レベル2でもレッスン4つやってやっとレベル3、……みたいな感じで、とってもレベル上げが大変になります。

自分の場合、中国語はそこそこやってきたので、正直簡単すぎて何も意味がないようなレベルやコースがあります。そういうところではこんなちまちま進んでると辛い気持ちになります。

ところがPlusでは飛び級ができます。レベル1の人で、レッスンを受けてなくても、テストに受かればレベル2になれます(レベル1からレベル6に一気に上がる、みたいなことはできません。あくまで1レベルずつです)。

できるところはどんどん進んでいけるのが、個人的にはありがたい制度です。Plusじゃなくなってもこの制度はほしいなぁ……。

 

Duolingoのいいところ

自分が今の所感じたいいところを挙げていこうと思います。

同じことを繰り返しやるので暗記が捗る

単語暗記や文法習得には必ず「繰り返しやってみる」「繰り返し晒される」という過程が重要だと私は思っているのですが、それが勝手にやってもらえるのはありがたいです。

万が一忘れても、すぐチェックできる仕組みも整っているのでそれも良いなと思います。

スピーキングとリスニングが嬉しい、音刺激はありがたい

今まではスピーキングとなるとDMM英会話みたいなサービスに登録したり、ネイティブの人をわざわざ探して会話に付き合ってもらったりする必要があり、これはなかなか初学者の段階では苦痛&ほぼ無理なものでした(自分がグダグダなのに付き合ってもらうのはね……会話もたないし)。

でもDuolingoなら気楽に声に出せます。

判定も、変なアプリよりはちゃんとされている気がしますもちろん完璧ではないのですが、そこそこ判定してくれます。これはいいです。

音刺激があるのもとても良いです。紙の教科書ベースで勉強していると、どうしても音がないがしろになります。

リスニングCDとかついてても、うまくリンクさせて使えない人間なので、Duolingoのような文章&音が同時に提示されるのは嬉しいです。

スピーキングすることで更に音への感覚が強まるのもGOOD。

軽い気持ちでゲーム感覚でやり続けられる

Duolingoの軽さは半端なくて、続けやすく、負担がないなぁと思います。

間違えてもいいや、という気持ちでやれます。

スマホをいじっている時間を学習に変えられる、スキマ時間に詰められる

Duolingoがスマホアプリなので、スマホをいじっている時に「あ、こんなことするくらいならDuolingoしよ」という気持ちになれ、今まで無駄なスマホいじりに費やされていた時間が語学に費やされるようになったのは嬉しいです。

私の場合、TwitterがDuolingoになった感じ……。

Twitterのランダム文字列を無駄に長い時間追うより、適度に切り上げてDuolingoしたほうがいいよね。

もっと知りたい、という欲求が刺激される

Duolingoは説明がなく、学習者に合わせて細切りのステップで勉強をさせてくれるので、だんだんもどかしくなってきて、「自分で調べてみよう!」とか、「これ確認してみよう!」とか思えてきます。

受動的にやっていたはずなのに、なんだか能動的になっていくんですね。

私は言語そのものへの興味もかなり刺激されました。

今までやったことない言語でも安直に手が出せる

今までの自分だと、勉強するぞと決意して、ちゃんとした教科書を買って……という乗り越えなければならないハードルがかなりありましたが、

Duolingoの場合はポチ!とボタンを押せばあっという間に新言語の学習が始まるのであっさり言語学習の壁を乗り越えられます。これはすごい。

というより、どの言語も学べるという可能性が自分に対して開けているというだけでかなり嬉しい気持ちになりますよね。

ちょっとDuolingoでやって、本気になったら教科書買ってもいいし、無理だなぁと思ったらやめてもいいし。そういう判定にも使えそうです。

私は今やってる言語がそこそこ落ち着いたらスペイン語ドイツ語もやってみたいと思っています。 

 

Duolingoで足りなかったこと

体系立ったちゃんとした説明が欲しくなる

上で何度も述べてきたように、Duolingoは説明がありません。

文法も文字も基本説明なしです。パターン抽出を自分でしなければならず、これは間違えた抽出を行う可能性もあります。

何よりデータ数を重ねないとパターンがとれないので、ちょっと遠回り感もあります。

そんなわけで、自分は今は東京外国語大学言語学習モジュールを活用して、文法などの基本規則をDuolingoと別で勉強しています。

東外大言語モジュール

これは名前の通り東京外国語大学が無償で提供している学習モジュールなのですが、初学者でも順序立って取り組めるように素晴らしい学習体系が作られています。

出処も安心ですし、性能としても最高で、なんでこんな素晴らしいものが無償提供されてしまっているのか未だに疑問です。変な塾とか行くよりよっぽどいいのではないかな。

こちらもかなり多くの言語を選択でき、嬉しい限りです。

元々中国語の勉強をしていたときも、自分がわからないことを調べると大体このサイトがヒットして、めちゃくちゃ勉強させてもらいました。言語でわからないことがあったら、取り敢えずここを頼ったら間違いないと思います。

これ無駄じゃない?っていう行為も割とある

初学の言語に対してはあまり思わないのですが、自分の場合中国語はそこそこ勉強したせいで、「これ無駄かも」って思う行為が割とあります。

わかりきっている初歩的な質問に答えなければいけないのは、ちょっと時間が惜しい気もします。

とはいえ、自分が初歩的なところを間違えている可能性なんていくらでもあるし、実際自分が覚えてないピンインや文法構造を問題として出されるときもかなりあります。

色んな刺激を常に入れるのが大事か、と思って今は割り切ってやっています。

単語帳が欲しくなる

Duolingoには単語帳そのものが搭載されていないので、ある単語について「なんていうんだっけ?」とふと思っても調べることはできません。

今までのコースで出てきた単語を俯瞰できたらいいのに……

てことで自前で単語帳を作っています。しょがないね。

文字がうまく覚えられず書けない……

アプリでは文字を入力するタイミングがほとんどなく、大抵選択肢から選ぶだけです(フランス語で本当にちょっとだけ入力問題があったくらい?)。

なので普通にやってると選択ゲーになってしまって、いざ無から書こう!と思っても書けないんですよ。スペルがわからんというか。

韓国語ロシア語に至っては文字の形がもはや異形なので、余計に書けません。音で覚えてるけど書けない、単語の選択肢を組み合わせて作文はできるけど無から書き出していけない、という状態になっています。

これはとても良くないので、何かしら解決策を考えねばなりません……。皆はどうしてるんだろう?やっぱりノートに問題を解くという経験は大事ですかね。中国語はそれで覚えていった感があるので。

なにかうまいこと工夫する必要がありそうです。

スピーキングをもっとやりたいけど供給量が少ない

個人的にはスピーキングをもっとやりたいし、問題で出た時も完璧になるまでやりこみたいんですが、

問題で出された文章の半分以上の音が合ってたら正解判定になってしまって、やり直しが効かなくなる仕様です。

いや、やり直したいんよ……完璧になるまで音の確認がしたいんです。あと、たまたま問題で出るまで待つんじゃなくて、自発的にスピーキングだけやりたいときもあるんです。

Duolingoさん、欲張りなのはわかってるんですが、そういうの実装してもらえないですかね……?

 

以上を踏まえて現在の言語学習の形

Duolingoはめちゃくちゃ良いアプリなのですが、それだけでは足りないなという気持ちなので、自分は結局初学のものに関しては

  • Duolingoで話す・聞く・作文する・和訳する。
  • 東京外国語大学言語モジュールで文法を学ぶ。
  • 上の二つで出てきた新単語をSpreadsheetに記録し、AnkiDroidでひたすら単語勉強

という感じでやってます。

AnkiDroidというのは、簡単に言うとものすごくしつこくやってくれるフラッシュカードを作れるアプリ。

play.google.com

AnkiMobile Flashcards

AnkiMobile Flashcards

  • Ankitects Pty Ltd
  • 教育
  • ¥3,060

apps.apple.com

楽に作れて超いいです。

上でも述べたように、そろそろ紙のノートに解く経験も必要になってきたので、それも実装していけたらなという気持ちです。

 

中国語に関しては、上のものでは足りないので、今は「本気で学ぶ中国語」と「誤用から学ぶ中国語」という教科書を併用してやっています。

問題を解くと力がつくので、教科書を読んでは問題をノートにひたすら解いています。あとはNHKの中国語のラジオを聴いたり、spotifyで中国語の歌を聴いたり、HSKの問題を解いたりしている感じかな。しばらく微博は放置してしまっている……。

 

 

色々やって思うのは、結局何よりも単語が大事だ、ということですね。

凄まじく単語大事だなーって痛感しています。

単語を暗記しないと何もできないんですよ……作文もできないし、和訳もできないし、聞き取りもできないし、話すこともできないし。何もコミュニケーションできないんです。

なので相手の国の言葉で、自分が伝えたい物がどういう単語で表現されるのかを暗記しなければ言語って何も始まらないんですね。

それって当たり前のことなんだけど、でも単語暗記って軽く見られがち、疎まれがちじゃないですか?私も色んな言語で違う言い方の単語が出るたびにうげーってなっちゃうんですけど、でも覚えないとどうにもならないんですよね。

てことで、改めて単語を頑張ろう、そのためにDuolingoもうまいこと使っていこう、と思いました。はい。

 

 

なんにせよ、新しい言語を学ぶのは楽しいです。

そろそろ目標を作りたいなぁ。

*1:一応ロシア語だけは特別に文字のコースが別枠で作られていて、ちゃんと説明付きで学べます。ありがたい。