ある日の朝。
何気なくTwitterを遡っていたら、Ayaneさんのあるツイートを発見しました。
Ayaneさんはバイオ系テクニシャンの方です。
仕事に関することを漫画で描いて同人誌として出していらっしゃったり(これがめちゃくちゃわかりやすくて面白い)、
育児に関する記録漫画をツイートやインスタで高頻度で投稿していらっしゃる素晴らしい作家さんです。
仕事と育児と創作を並行できてるのがすごすぎてめちゃくちゃ尊敬しています。
そんなAyaneさんには私が同人誌を出す時含め日頃から大変お世話になっているのですが、アイコンがパンダで表現しやすいこともあり、
私がかつてBlenderを触り始めたときにAyaneさんを作ってみた、という出来事があったんですね。
この作った画像を自分がツイートし、Ayaneさんが気づいてくれたことは覚えていたのですが、
自分が発見したツイートによると、なんとAyaneさんはこの画像を職場のデスクトップにしばらく採用してくださったようなのです!!
まいんさんが作ってくれたアヤネアバターをデスクトップにしてるw
— Ayane@バイオ系テクニシャン漫画&育児漫画 (@yuruyuru777) 2021年7月26日
いろんな人がトラップされて楽しい🪤 pic.twitter.com/UMnAXLjs0E
なんと光栄なことでしょう!!!!!!!!!!!!!!!
ツイートを見つけた瞬間にめちゃくちゃテンションが上がってしまいました。
自分が作ったものを喜んで使ってくれるなんて、なんて嬉しいんだ。Ayaneさんは神か?
とはいえ、先にも述べたようにこのAyaneさん立体はかなり初心者の私が作った作品です。
Ayaneさんに感謝の気持ちを伝えるために、この立体をなにかしらパワーアップしたい……
そんな気持ちがむくむくと自分の中に湧いてきました。
とはいえどんな方向でパワーアップさせよう?
……どうせなら、ずっと興味あったけどまだできてなかった「動かす」という方向でパワーアップさせよう!!!!!!
ということで、Ayaneさんを動かすことに挑戦する決意をしました。
Ayaneさんを動かすぞ~~
とはいえどうすればBlenderで作ったモデルが動くのか知らなかったので、まずはそこから調べてみることにしました。
ちょっと調べた結果、今回のAyaneさん立体が「動く」ように見えるようなアニメーションを作る方法として
- モデリングで使っているパーツを手動で位置角度etc動かし、都度キーフレームを打つことで動いている感を出す
- ボーンという所謂骨組みをモデリングしたものに入れ、ボーンとモデリングされたパーツを対応付ける。ボーンを動かすとパーツもそれに伴い動くので、都度キーフレームを打つことで動いている感を出す
というものが大雑把にあるらしいということがわかりました。
自分は2の方に挑戦してみようと思い、参考になるサイトを探したところ、良いサイトがあったのでそれに従ってボーンの組み込みとキーフレームを打つ作業を行いました。
サイト内でも説明されていたのですが、ボーンを入れて自動ウェイトでメッシュとボーンの関連付けを行ったところ、最初Ayaneさんのお顔が目や口を取り残して動くので辛い気持ちになりました(つらい)。
でも最後はちゃんともりもり全部思い通りに動くようになり、大変感動しました!しかも案外簡単にできちゃった。
そんなこんなで動かしてみたAyaneさんです。
これは動画形式でアニメーションをレンダリングしたのですが、最初どうやっても画像形式でしかレンダリングしてくれずかなり焦りました。
下のサイトのおかげでやっとできました。
検索すればすぐ欲しい情報が手に入るの、本当にありがたいなぁ……色んな叡智を記事にしてネットの海に流してくれて先人たちよありがとう……の気持ちになりました。
次はヒトの形のものを作ってみたい!
自分が作った立体を動かす、という願望が叶って大変喜んだ自分でしたが、
実はもう一つやりたいことがありました。
それはなにかというと、
Blenderでヒト型のものを錬成したい!
という願望です。
これも前々から一度はやってみたいと思っていたのですが、ただただヒト型のモデリングをしたいというだけで、
どのキャラをやりたいとか、三面図を描き起こそうとか、そういう気力はなかなか沸かず、やれず仕舞いになってしまっていました。
……のですが、Twitterでとってもモデリングしてみたい題材のキャラクターを発見してしまったのです!
それが「研究室の幼女」さんです!!
研究室の幼女さんもラボテクニシャンの方で、仕事のあれこれを漫画にしたり素敵な絵を描いたりしてTwitterにあげていらっしゃる方です。
絵がほんわか可愛く、なによりメインのキャラクターである「幼女」が大変魅力的で、私はめちゃくちゃファンなわけです。同人誌が出たら即買いします。
幼女さんにも大変お世話になっており、良くしていただいているので、是非なにか形にしたい!という気持ちがあったんですね。
そこに折りよく(?)幼女さんが「ぐるぐる回る幼女」をTwitterにアップしてくれたので、「これを使えば三面図にできる!」という、まさにモデリングの準備万端な状態だったのです。
ぐるぐる回る幼女 pic.twitter.com/18Wmry9tBO
— 研究室の幼女(成人済) (@youjo_tec) 2021年9月6日
しかも、このキャラクターはツインテールに骨が入ってるという設定もあります。
こうかな… https://t.co/GLggGTMeb2 pic.twitter.com/3WRa5BZPiQ
— 研究室の幼女(成人済) (@youjo_tec) 2021年7月5日
Blenderでモデリングして、髪にボーンを入れたら、髪の毛がぐりぐり動きまくる幼女さんが作れるのでは!?!?それは作ってみたい!!!!!!!!!という意欲がどんどん湧いてきました。
幼女さん本人からもモデリングしてよい、という許可を頂いたので、勢いで取り掛かることにしました。
ヒト型モデリングをする際には、立方体から始める方法等色々やりようがあるらしいのですが、一番やり方を丁寧に説明してくれている下のサイトを参考に、まずは作ってみることにしました。
びっくりするほど丁寧に説明してくれています。この記事のボリュームすごいなぁ。感謝……
半日格闘してできあがったようじょさんがこちら。
うーん、横から見た時はかわいい!と思うけど、正面から見た時は顔がちょっと違う……
初めてやったので、面を張りすぎたり、ある点を編集したつもりが別の点も動かしちゃったりとトラブルありまくりだったせいでなめらかな面じゃなくなってしまいました。悲しい。
でも初めて作ったので、記念にぐるぐる回してみました。
立体がめり込んだり浮かび上がったりするよぉ!
もうしょうがないね。
立体ができたので、当初の目的である「ボーンを入れてぐりぐり動かす」も実現させようとしたのですが、
なぜか全身にボーンを入れようとするとエラーが出て関連付けができませんでした……。
上でも述べたように、色々編集で拙いところがあったので、そのせいで重なった点や意味不明な面とかができているのでしょう。悲しいけれど、どれだけ足掻いてもうまくいかなかったので諦めました……。
が
「ちょっと待て、全身だと無理だけど、髪パーツだけ分離した状態でそのメッシュに対してボーンを適用したらもしかして髪は動かせるのでは??」
とふと思い立ち、トライしてみると……
で、できた……!!!!!!!!!!!!
ものすごくすんなり自動ウェイトでメッシュとボーンの関連付けが完了し、ツインテールがあっさり動き始めました。すごい!やっぱりツインテールに骨が入ってるんだなぁ。
ということで髪がぐりんぐりん動く幼女さんです。
幼女さんのモデリングによって学ぶことがたくさんあったので、次回のヒト型モデリングはもっとうまく・スマートに・速く作っていけるといいなと思います。
そして是非ボーンを入れたい……!!!ボーン入れを成功させたいです。
どうせなら立方体からヒト型を起こすのもやってみたいです。アニメーションもできることがまだまだたくさんあるようなので、探求したいところ。
色んな表現の仕方を勉強したら、ヒト型じゃなくてもカエル、臓器etc本当に色んなものが作れると思うので、どんどんやっていきたいですね。画面見続けると目や肩が死ぬので、あんまりたくさんはできませんが……。
改めて、キャラを使わせてくださったAyaneさんと幼女さん、ありがとうございました!!!!!!!!