あいまいまいんの生物学

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Vroid StudioでResearchatのリサちゃんを作って動かしてみた話

 

 

以前、Blenderでヒト型モデリングに挑戦した記事を書きました。

i-my-mine.hatenablog.com

i-my-mine.hatenablog.com

結論から言うと、Blenderでヒト型を作るのは、そこまで難しくはないけど根気とセンスがいる作業になります。

とはいえ、多くの人が3Dモデルを求める時代(か?)。ヒトの形のベースさえ作れば、髪型とか選択して簡単にモデルが作成できるような気がするんだけどな……

 

と思っていたら、なんとそんな夢のようなサービスが既にありました。

Vroid Studioというやつです。

vroid.com

こちら、目とか髪とか衣装とか、超大量にプリセットが用意されている中から好きなものを選んでいくと、びっくりするほど簡単に自分だけの3Dモデルが作れてしまうというサービスです。すごいですね。

色んな面で調整もできるようになっており、その上プリセットにはない髪型や衣装などの形も作れ、テクスチャも自分で弄れてしまうという代物です。自由度!!

こんなに便利なサービスがあるのであれば使わない手はないのでは?ということで、早速使ってリサちゃんを作りました。

一応説明しておくと、リサちゃんとはResearchat.fmのキャラクターです。Researchatは最高のPodcastなので、是非聴いてください(今まで何度このブログで宣伝したのだろうか……)。

researchat.fm

 

Vroid Studioでリサちゃんを作る(重ね着とヘッドフォンの罠)

こんなのあっという間にできちゃうだろ……と思ったんですが、案外服装に苦戦しました(本体は本当にあっという間にできた)。

というのも、まず重ね着をどうやるかわからなかったのです。結局、重ね着機能の使い方という公式の情報があったので、そこを参考にやりました。が、リサちゃんの場合Tシャツを下に着てその上から白衣(コート)を着せると、Tシャツの袖が白衣から飛び出て大変なことに……。

結局あれこれ工夫して、下に着込むものをTシャツではなくほぼ下着のようなものに変えることで解決しました。力技です。皆どうやってるんだろ。

あとはヘッドフォン。これが大変でした。ヘッドフォンはプリセットにないので、自分で作らないといけません。

今回のヘッドフォンは付け毛機能で作っています。髪の毛の作り方も最初はよくわからなかったのですが、弄ってる内にだんだんわかってきまして、だいぶ思い通りに作れるようになってきました。

今回のヘッドフォンは

  1. ガイドをいじって、頭を覆うような構造にする
  2. 髪の毛に特有のキューティクル表現を抑える
  3. 耳あて2つを繋ぐ部分は髪が上から下まで同じ幅になるように調整する(髪の毛の流れを決められる部分がある)
  4. 耳あて部分は髪が根本が無、中腹が高くて毛先が無 という幅になるように設定する

という方法で作成しました。ヘッドフォンっぽいでしょ?

 

他のパーツはほぼプリセットです。

かわいいね。

ちなみに上の画像たちも、全部Vroid Studioに搭載されている撮影機能で作りました。

背景を用意して、表情やポーズ、位置を調整して撮影するだけですね。

表情はかなり細かく作れます。ポーズはもうちょっとあるといいなという気もしますが、贅沢言い過ぎですね。

十分色んな表現が楽しめます。

見上げるリサちゃん。

浮遊感のあるリサちゃん。

戦うリサちゃんです。イケメンだな……。

ここまで見てよく分かると思うんですが、めちゃくちゃ沢山のボーンが入っていてかなり良い感じに操れます。すんげ。Blenderで一から作ったらどれだけかかるんだ。

 

 

作ったリサちゃんを自由に動かしたい

さて、こんな感じでリサちゃんを自由に動かせるんですが、とはいえVroid Studioで用意されている動きしかできないんですよね。

どうせなら無限の表現力を得たい……!ということで、2つの方法をとってみました。

1.自分の動きをトラッキングさせる

自分の動きをトラッキングしてもらえば、豊かに表現できるのでは!?と思い、トラッキングサービスを探してみました。

まずは3tene。

3tene.com

こちらは、カメラしかない場合フェイストラッキングのみになってしまうんですが、動きのセットが多めに搭載されているので割と楽しく動かせます。

Blenderで作ったオブジェクトを空間に持ち込むことも可能!持ち込む際は、objファイルだとテクスチャが消えてしまうので、glbファイルでやりましょう。オブジェクトのサイズは持ち込んでから自由に動かせるので、適当に作れば無問題。

 

こんな感じ

ただし、物体同士の干渉が計算されることはないので、椅子に座らせてもスカートが貫通したり手が貫通したり……というのがまぁ普通にあります。

貫通してるね

 

次。Webcam VTuber

vtuber.userlocal.jp

これはブラウザ上でできる上に、手や腕まで動かせます。すごいね。

 

最後、Kalidoface 3D。

3d.kalidoface.com

これはブラウザ上でかつ全身です。全身トラッキングなので全身自由に動かせます。勿論変な動きもありますが、かなりいい感じです。

一つだけ難点をあげるのであれば、全身トラッキングしてるときはカメラ(PCにくっついてる)からかなり離れるので、撮影ボタンが押せないです。工夫と視力が必要。カメラが分離できるタイプなら、余裕だと思いますが……。

 

個人的には顔だけなら3tene、全身ならKalidoface 3Dがいいなと思いました。

 

2.Blenderで動かす

Blenderに持ち込めば、かなり自由に動きを設定することが可能になります。

自分のセンスがめちゃくちゃ必要にはなりますが……。

以下やり方

  1. Vroid Studio側でvrmファイルでモデルを出力する(でもBlendervrmファイルを読み込めない)
  2. https://github.com/saturday06/VRM_Addon_for_Blenderにアクセスし、vrmファイルを読み込むためのzipファイルをDL、このページに書いてあることに従ってアドオンを実行する

  3. 1で作ったvrmファイルを読み込む

おわり。簡単ですね。

ボーンがすごいの

読み込んだモデルにはテクスチャもあるし、ボーンも入ってるし、ウェイトもついてるし、表情のシェイプキーが入ってるしで最高でした。

が、ポーズライブラリはないです。自分でボーンを動かして頑張りましょう。

アニメーションはキーを打って作ればできます。

コリジョンを設定すれば、こんな風に貫通もしない!!(しないけど変じゃない????工夫が必要だ……)

ウェイトとかボーンとか大変ではありますが、Blenderも使えればVroid Studioよりももっと自由度高く色々つけられるのではないかと思います。

 

Vroid Studioの衣装テクスチャをこだわる

これはもはやリサちゃんの話ではないのですが、Vroid Studioに豊富なプリセットが用意されているとはいえ、ドンピシャでほしい衣装はないことも勿論あります。

で、そういう時はテクスチャを編集しなければならないのですが、Vroid Studio上では一部を塗りつぶすとか細かい絵を描くとか、そういうのがちょっとむずかしいです。

ということで、Photoshopなどの外部ペイントソフトを使用すると色々こだわった衣装が作成できます。

やり方はここにもあるように至って簡単で、もとにしたいテクスチャをエクスポートして編集し、インポートして戻すだけです。ガイドもエクスポートすることができます。

この機能を使って植物好子さんの夏服をデザインしてみました。

下の冬服はほぼプリセット↓

で、デザインした夏服がこれ。

どうでしょう。

かわいいねぇ

 

ということで、Vroid Studioその他諸々を駆使することで色々できそうだなという感触を得ることができました。

Blenderでのコリジョンをもうちょっとどうにかしたい感はあるが……。まぁ今後やる気があったらということで。