ここ3年間、現赴任校でずっと書き溜めた生物広報誌「まいバイオ」なるものがあります。
実は自分のサイトでも細々とPDFを公開してたりするのですが……。
最初はただ「生徒に面白いネタを提供しよう!」という目的でやっていたのですが、
最近色んな人からありがたいことに「書籍化しないの?」「一度本にしたら?」という声をかけて頂けます……
自分は「またまた~w」と冗談らしく受け流していたのですが、普通に見返してみると3年間で80回分以上、
自分のストックも含めると回は150を有に超え、軽く見積もっても合計300ページを超える文章を書いているんですよね……
これはさすがと冊子化してみてもいいんじゃないか?
っていうかここまで頑張ったんだし自己満足で本みたいにまとめて一個持っててもいいんじゃないか??
と思い、ちょっと真面目に検討をしてみることにしました。
思い立った1日目
とはいえ完全に初心者で、一度も本なんか作ったことないので、まずは調べる所からだな……と思い。
取り敢えず「本を作りたい」とか「同人誌 作り方」とかで検索した所、栄光さんとかOneBooksさんがヒットしました。
栄光さんの丁寧さが半端ない分、初心者には受け止めきれないほどの情報量がどわっと入ってきたので、軽くパニックになりました笑
そもそも印刷の種類もわからん、紙ってこんな種類あるの!?ていうかkgって何!?どれくらいの部数刷るか決めなきゃいけないの、CMYKってなんや、etc……
あまりにも混乱しましたが、まぁ大抵のことって慣れてこれば分かるようになるじゃないですか?
なので、栄光さんの資料取り寄せのサービスを活用させて頂き、紙の見本とか、はじめての入稿の仕方とか、加工のあれこれとか、取り敢えず何か役に立ちそうなものを注文させて頂きました。
2日後にはポストに届いてた。なんという速さでしょう。
資料を無料提供してくれるだけでも凄いのに、速さも凄いなんて栄光さんって凄いんだね(語彙力がない)。
体調ゲロゲロの2日目
次の日は完全に体調を崩し、ほぼ何もできなかったのですが、
Twitterで「本を作ろっかなって思ってて……」ということをぼそっと呟いたら、優秀なフォロワーの方々のご助言を大量に得ることができました。
初めてならフルカラーがおすすめです。用紙は90キロかイラストが多めなら110もありです。用紙は電話相談が確実です。サイズはA4かB5、印刷所は予算と部数で絞りこめると思います。デジタル入稿が多いですし、保存形式と裁ち切り位置にご注意です~!(最終、キンコーズという手があります)
— 自走型remon🍋🍐🍎 (@runningremon) January 22, 2021
自分が100ページくらいの同人誌出した時に、これ以上のページ数の本だと在庫管理が結構大変だなと思ったw
— Ayane@バイオ系テクニシャン漫画アリ〼 (@yuruyuru777) January 22, 2021
本作りは楽しいので、一回作ってみて、次から凝り凝りにして楽しむのもありかと!こういうサービス使って、まず自分のためにお試しで一冊作ってみるのもありだと思う!https://t.co/EB44TExPqM
ありがたや……
素晴らしい方々からの助言により、
- 紙のpp加工をかける場合標準のコート紙や印刷所のおすすめで大丈夫
- 200p以上だったら重いので紙を軽めでいい感じのやつに変更しなければならない
- 鈍器本(200ページとかの)をいきなり作るのはやばいので初回は取り敢えずちょこっとだけにした方がよい。一部の記事のみ取り上げたセレクション本にする。
等の方針が見えてきました!remonさんとAyaneさん、この場を借りてお礼を申し上げます……!!!!!やはり経験者は凄い。し、心強い。
あとはTwitter上で複数の方から「冊子読みたい!」という声も頂けて、これもありがたやありがたや……益々やる気になってきました。ていうかもうやらなきゃだめだ。引き返せねぇ。やってやるぜ。
具体を決めだす3日目
午前中はやらねばならぬことがあったのでそちらに時間を割き、午後にゆるゆるとまた本作りについて考え始めました。
この時点でもうほとんど紙の種類などはご助言のおかげで決まっていたので(中身は90kg上質とかいうやつ、表紙はおすすめで!という雑な決定) 、あとは
- 何部発注するか
- 何ページのものにするか
- 表紙をどうするか
- 中身をどうするか(どの記事を選ぶのか、新たになにか書くのか)
- どの会社にするか
- どういう注文形態にするか(カラー、モノクロ、印刷手法etc……)
というくらいかなとこの時点で見えている課題点を挙げ。
何ページかと何部かと会社、注文形態について先に決めないと、中身を具体化することもできなさそうなので、取り敢えず取り寄せた栄光さんの資料なり色んな会社のHPを見るなりしてざっとどれくらいのお金でできるもんなのかを調べました。
まぁ表紙カラー、中身モノクロの標準タイプで……と検索をかけると、栄光さんのサイトで最初目に飛び込んできたのが
「50部 ○○○○円」という文字!!!!!!!!!
50部!?!?!?!?!?!?!?
50部から注文なん!?!?!?!?とびっくりしてしましました。
後から分かったことですがこれは「オフセット印刷」という種類の場合、沢山刷るのが前提だからなのであって、
「オンデマンド印刷」という少数部刷るタイプのものを選択すると全然値段も部数も違うものがちゃんと案内されます……笑
とはいえその時は分からなかったので、オフセット印刷版で栄光さんのを見ていて、
B5版本文30ページ程度の場合50部3万円くらい(送料・税込み)で注文できちゃうんだなぁ……とびっくり。
案外安い???気がします。
(後から気づいたオンデマンド印刷の場合は、17000円程度でできちゃいます。安い!)
まぁ30ページくらいでいいかな、とざっくり思いつつ、どれくらい発注すればいいか決めなきゃなぁ……と悩んでいた所、
またしてもTwitterで「ちょっと見本提示してアンケートとれば大体の部数が分かるよ!」とご助言を頂いたため、
アンケートフォームを作成して雑な目安にすることにしました。
中身に着手する4日目
部数はアンケートをそこそこ放っておけば分かるだろうということで、そろそろ表紙と中身を考えねばなりません(普通そこが先なのでは……?)。
今日が4日目なのですが、表紙作りと中身作りを頑張ろうと思います。
まず表紙はフルカラーで発注する予定なので、なにか描かないといけません(どうせならなにか描きたい)。今日そのイメージが作れたらいいなぁという感じ。
中身についても、学校で配布している時は色々なサイトから引っ張ってきた画像をそのまま掲載するなどしていましたが、これも本にするにあたって自筆の絵に描き変えようと思います。
というかそもそも「まいバイオ」のフォントがこういう場合に使用可能かとかも確認せねばならないし、原稿の選定と中身のブラッシュアップもしなきゃいけないし、案外やることある気がする……
ちなみに、今の所フォームに集められた意見に幾つか触れておく。
藁半紙はやめよう
やめます。最初からそれは思ってないよ(昔配ってた時は藁半紙だったなぁ)。上質紙にするよ。
なにか手伝えることあれば手伝います!
ありがとうございます!!
冊子版オリジナルの特別コーナー、4コマ漫画、編集後記とかあると面白そう
なるほど!ちょっと考えます。いかんせん30ページしかないので全部詰め込めるかは分かりませんが!
コロナ禍の今、PCRとセントラルドグマの理解は義務教育のレベルだと思うのでそのあたりを重視して
そもそものまいバイオが「色々分かっている体でそれプラスアルファ」を意図して作成されているので、PCRとセントラルドグマはこの冊子であんまり説明する気はないです。ごめんなさい。そういうのの理解のために出ている本も幾らでもあるし……
一年生で習った生物の知識でも楽しめる内容がいい
中々難しい注文じゃね!?でも頑張ってみます!
細胞培養と進化、睡眠については特に読みたい
その記事あるんで載せようと思います!睡眠はどういう系が求められているんだろうか。睡眠ってなんだ系か、睡眠の最新研究系か……
様々なご意見ありがとうございました!!
取り敢えず頑張っていこうと思います!