今日で冬休みこども科学電話相談、終わってしまいました・・・
今回の内容も本当に良かったです。
最高でした。
新しい知識を沢山手に入れられるだけでなく、説明の仕方、比喩の方法などなど
本当に参考になることばかりです。
勉強になりました。
学んだ事や感動したことをここで全て書いてしまうと沢山になりすぎてしまうのですが・・・
今回の内容の中でちょっといいなと思った回答があります。
それは、東大出身のロボットクリエイター高橋さんの回答なのですが、
「ロボットは、面白そうだなと思って作っただけのものが実は役に立って、逆に狙って作ったものはあんまり役に立たないなんてこともあります。
ムダだと思っていても、知的好奇心だけに動かされたものって、実は有益なものなんじゃないかなって思います。
勉強も同じですよね。ムダだとか、役に立つとか、そういうことを考えて取捨選択してしまうのではなく
なんでも面白いと思った通りに・・・面白くなくても、やってみるっていうのが大切なんじゃないでしょうか。」
というものです。
内容自体はよくある話かなとも思うのですが、これが実体験として
現在活躍されている高橋さんの口からゆっくりと、噛み締めるように話されるのは響くものがありました。
きっと知的好奇心って、本当に貴重で、大切で、
私たち人を育てる立場にある人間は、その価値をしっかりわかっていなければいけないと思います。
有益だから、この知識は勉強して。
無益だから、そっちのことには気をとられてはいけないよ。
なんて、そんな価値観でヒトに接してはいけないのだと・・・
一見ムダに見えることも、知的好奇心や探究心が赴くのであれば、もっとやってみなさいとゆったり構えられないといけないんじゃないかな。
むしろ、一緒に促していけるくらいの「態度のゆとり」が必要なのではないかなと最近思い始めました。
自分の授業にはゆとりがありません。
生徒からの自発的質問や発言は勿論尊重するようにしているのですが、
授業構成にゆとりがない。
待つ姿勢も足りていない。
進度が気になる、テストのできがきになる、単語を覚えさせなきゃ、これを理解させなきゃ・・・
そうではなく、ゆったりと、うまく進度の手綱を握りつつも授業できたらいいのではないかなと思うのです。
「当たり前でしょ」じゃ駄目だし、「そんなこと」と言っても駄目で
脇目をふれた事をむしろ褒めていけるくらい、そして付き合っていけるくらいの余裕がほしいな。
そのためには授業構成や進め方、自分の話し方などもっと工夫しなければいけません。
自分の学や工夫が足りていないから余裕がなくなっていると思うので・・・
色々やっていこう。
それこそ「ムダ」だと思うことでも気が赴くことに価値がある。
やってみることに価値がある。
やってみるぞ!!
自分の普段の勉強にも、この知的好奇心の赴くままに、というのを取り入れてみることにしました。
教師になってからは、「この勉強をしなきゃいけない」「これが足りていない」と
何かに縛られて勉強をしていましたが、
面白そうだからやってみようかな、という物も深く足を突っ込んでみることにしました。
今は、骨の勉強を独学で進めつつ、植物の本を読み、
英語の勉強と物理の勉強をやっています。
ちょっと前まではバージェス動物群を齧ってみました。
更に、知り合いの先生に弟子入りしてExcelのマクロの勉強も始めました。
知らないことばかりで、自分の無知さに落ち込むことも多いけれど
(こんなんで教師で大丈夫か!?って・・・)
でも、今の自分のここから進んでいくしかないから。
より豊かに!楽しく!前向きに!!のびのび頑張りたいと思います。
冬休みこども科学電話相談は、他にも本当に魅力あふれる回答ばかりでした。
科学の藤田先生、昆虫の丸山先生、鳥の川上先生で、恐竜の小林先生、魚の林先生、動物の小菅先生、ロボットの高橋先生、昆虫の久留飛先生、天文の国司先生、植物の田中先生と清水先生・・・本当に素敵でした。憧れと尊敬の気持ちで胸がいっぱい。
素敵な冬休みをありがとう、と言いたいです。