あいまいまいんの生物学

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最近の身体事情

皆さんこんにちは。

ここの所このブログでは、ノーベル賞のことやら実験のことやら書いてばかりですね。

それ自体は別にいいことだと思うのですが、あまりにも真面目な内容ばかりだったので、今日は久々に自分の近況をつらつら書こうかと思います。最近の自分は面白いことばかりだったので。

 

まず正直に言います。最近身体がぼろぼろです。

若い時は一年に一度大嘔吐デーがあっただけでそれ以外はピンピンしていた自分ですが、最近はもう歳に負けてきているみたいです。まぁな、甲状腺も退化する一方だしな。

ここ2ヶ月でなんと2回も病院に行きました。凄くないですか?私にとっては大記録です。

なんでこんなことになったのやら、少し振り返ってみたいと思います。

 

 

 

教育実習ウィーク

まず9月を思い出してみます。

9月最初は教育実習がありました。

教育実習は本当に大変です。実習生も大変だと思いますが、受け入れる側の教員も大変です。特に指導教官はもうびっくりするほど大変です。授業をちゃんとやってもらえるかなという心労、指導する時の心の辛さ、単純に仕事量が増える労力……こういうのを考えると、本当に指導教官は凄いなぁと感じます。

私は指導教官ではなかったので、指導教官やってる人に比べたらよっぽどちゃらんぽらんな生活を送っていた人間です。しかし、一応1教員として教育実習に関わる所は関わりました。例えば授業を見学されたり、逆に見学に行って様子をチェックしたり、教育実習生に助言をしたりと……そんな感じですかね。脇役ですが一応働いたんです。

教育実習生と関わることは私自身の勉強にもなります。どういう授業がわかりやすいとかわかりにくいとか、生徒目線だとこう見えるんだなとか、どういう所を普段自分が大事にしてるんだなとか、本当に沢山のことを実感させられます。そういうわけで、良い機会だったなとはもちろん思っているのですが……ちょっと自分の頭が悪いせいで、一日中全部の空きコマに見学や指導を入れ込み……1週間ほど昼休憩時以外一切座れないみたいな日が続いてしまいました。さすがと自分馬鹿だなと思いましたね。純粋に身体のダメージが蓄積しました。

 

予備実験ウィーク

さて、教育実習生がいなくなったらちょっとはゆっくりできそうですよね。そう思った瞬間、今度は2ヶ月前に発注していたプライマーが届きました。プライマーが来たということは、予備実験しなきゃいけないということです。一日中朝イチから夜遅くまで、生物室に閉じこもり、空きコマのたびに足繁く生物室に通う日々がスタートしました。

実験授業の前にしなければならないことは、予備実験はもちろんですが同時に実験計画を練ること、使う教材(プリントなど)を作成することなども該当します。とにかく1授業がちゃんと成立するように作っていかねばならないのです。スライドも作らねばならないですね。しかもこれらの準備が今回は「一週間分の連続実験授業分」です。慌ただしい日々が続きました。

そんなわけで肉体を酷使し続ける二週間が続きました。でも精神もぐっと来ました。なぜなら予備実験が失敗続きだったので……。このまま実験授業できなくなっちゃうんじゃないかって、本気で怖くて……肉体的にも精神的にも良くない二週間が過ぎていきました。

 

中間試験準備ウィーク

どうにか実験計画ができた!予備実験も成功した!と思ったら今度は中間試験目前。予定されている実力試験も作らなければなりません。試験を作るのはかなり気を遣いますし、良い問題が見つからない・思い浮かばないとストレスが溜まります。うお~!と言いながら試験をもりもり空き時間全部突っ込んで作っていく。

そんな頃に、……まぁきっと精神がやられてるせいで免疫が薄くなったのでしょう。一回目の体調崩しに見舞われました(泣)。トイレから出られなくなったのです。排泄がうまくいかなくて。ただのお腹壊したとかならともかく、ちょっと信じられないくらい酷い状態になりました。つらすぎて自宅トイレで籠もって泣きました。でも仕事はやり続けました。

 

突然の体重減少

その後謎の腹痛がずっと続き、おかしいな~試験週間中に病院行こっかな~とか軽く考えていたら、ある日某先生に「先生、なんかすごく痩せた?」と声を掛けられました。「えぇ~そんなわけないですよ~痩せてたら嬉しいけど笑」とか言って笑ってたんですが、本当かもしれないなと思って何気なく帰宅後体重計に乗ったんですね。

そしたら、なんと、9月当初から4kg痩せている……!!

急に4kg落ちるの怖!!癌とかじゃないだろうな!?とさすがと恐ろしくなったので思い切って病院へ行きました。業後ダッシュで駆け込み診察ですよ……。結局ただの腸炎が長引いてるだけっぽく、薬を貰って終了。いや~怖かったですね。血液検査されましたが、白血球が異常値でした。白血球頑張ってる。もっと頑張ってくれ。

 

中間試験~実験ウィーク

そうしてテストの日がやってきました。テストが終わったら次は解説作成や採点業務に追われます。加えて今年はノーベル賞発表が同時期に被っていました。ですので、発表に合わせて情報集めて広報誌を一生懸命作成し、ノーベル賞解説広報誌もしっかり間に合わせていきました。

中間試験直後から実験が始まりました。自分がやる分には何も苦労がないことでも、他人がやることを指導するとなると本当に疲れます。まず予測ができないし。思ってもみない突発的なイベントが発生するし。すべての生徒を見回らなければならないし……なかなか大変なんですよね。目が回るような大変さだなぁと疲弊しきっていたと思います。

 

実験ウィーク中に教員研修

更に不運なことに、この忙しい実験ウィーク中に元々オンラインの教員研修が予定されていました。オンラインの研修を受けるのは自分だけだったので、誰もいない生物準備室で受講するよう教頭に指示されました。一日に渡る長い研修です。ずっと集中していると段々疲れてきます。それでも一生懸命頑張りました。ディスカッションの時には率先して司会役を務めて場を円滑に回せるよう働きかけ……本当頑張ったんですよ(泣)誰も見てないけど(泣)

そんなこんなで15時ごろ、20分間の休憩に入ることになりました。司会役を務めきった私は疲れ果てながらも、少々満足感もあって、よくがんばった、休憩するぞ、と勢いよく立ち上がろうとしたんですね。

その瞬間!!!!!!!!!

自分がいままで腰掛けていた丸椅子、かなりバランスが悪いものだったのですが、そのタイミングでぐらついて。

自分も対応しきれずに、そのまま椅子から転がり落ちて……お尻を強く床に叩きつけられました。

……思わず「うおーーーーーーーー!!!!!!!!!!」って痛すぎて咆哮してしまいました。めっちゃめちゃに痛かった。痛すぎてしばらく立ち上がれませんでした。休憩時間が20分間あったので画面に復帰できましたが、もし10分ならやばかったですね。倒れたままだったかもしれません。

しかも生物準備室他に人いないし。誰にも気付いてもらえないし。打ち所が悪かったら死んでたよ……?本当に辛い。

そのせいで走るのも歩くのも座るのも当日は痛く、かなりブルーな気分でした。

 

尾てい骨の激痛、からの…

尻強打の翌日。少し楽になり、痛みも少々引いた気がしました。よかったよかった、こうやって治っていくんだな……と思っていたんです。

ところが更にその翌日、なんだか時々ぐわんぐわんと足元が揺れる気がするようになってきました。なんだこれは??と思いつつ、時々だからと軽く見ていたんですね。

 

その翌日、びっくりするぐらい完璧にひどくなりました。

所謂浮動性めまいというものでしょうか、立ってても座ってても寝っ転がっても、ずっとふわんふわんと揺れ続けるのです。何かが。視野は揺れていないはずなのに感覚だけが揺れるんです。

自分はこの感覚を知っているぞ?と思いました。というのは、小学生のときに腕を複雑骨折して、神経全部切れた状態でグーチョキパーした時の状態に似ていたんです。意識と実際がずれている感覚。これはおかしい。脳か受容器がおかしい。

 

おかしい、と思いつつ、まぁでもこれぐらいのふわんふわんなら授業できるやろ、と割と軽く考えていたら、周囲の先生からのストップがかかって休養をとらせてもらえることになりました。生徒に申し訳ないなぁ……でも居ないほうが自分の勉強できていいかもしれんよな……とかぼやぼや考えながら休ませてもらい、午後は多少マシになったので実験授業をしました。

 

帰ったら本格的に悪くなってきて、次の日も朝起きた時点で「これは駄目だ」と分かりました。頭が割れるように痛いし、ふわんふわんするし、吐き気まで出てくるのです。食道が焼けるような感じの吐き気。もうダメだ、病院に行こう、と、多大なる迷惑が生徒や学校にかかることは分かっていましたが、さすがと休みをとらせてもらいました。

 

病院に行くと、内科に案内されました。先生は指を追う目の動きや、指をまっすぐ移動させられるか等を見て、内耳異常だろうと判断されました。メニエール症候群というものだそうで、これはストレスとかでなるらしいんですね。「メニエールは初めて?」と、まるで「ビールは初めて?」みたいなノリで聞かれたのが辛いながらも妙におもしろかったです。

また、病院に行ったのはたまたま金曜日だったのですが、

先生「今週は今まで出勤はしたの?」

私「はい、してました」

先生「え…???」

……しばらくして

先生「その症状抱えたまま、今週全部出勤してたんだよね?」

私「はい」

先生「えぇ……」と、出勤していたことに完全にドン引きされたのも面白かったです(面白くないだろ

 

あと頭の異常がないか一応調べるためCTを撮ってもらいました。撮ってもらったのに画像は見れませんでした。見たかった……

その後病院では吐き気と頭痛と内耳に効く点滴をしてもらい、内耳異常に効く薬を貰って帰ってきました。びっくりするくらい症状がなくなりました。薬って偉大だね。逆に私の内耳どうなっちゃってるんだよ。

薬がどんな効き方してるのか気になって調べてみたら、「作用機序は不明」とのことでした。どう効いてるかわからないんだね…?でも劇的に効いているのは分かります。すごいね。

私はあまりないのですが副作用がえげつないみたいです。幻覚、めまい、発疹、散瞳、食欲不振など。完全に目や耳あたりに来てるよね。散瞳だけは自分も感じています。初日に薬飲んでからスマホ注視したら死にそうになりました。頭割れるかと思うくらい痛くなりました。絶対やめましょうね(ちなみに今これを打ち込むディスプレイの明かりは小さくしてあります)。

 

まとめ

ということで、色々ありましたが取り敢えず今は元気です!!!!!!ご迷惑をおかけした皆様、本当にごめんなさい。ちゃんと自分の身体は制御しなきゃ駄目だなと反省しています。

というか、色々振り返って思うのは、ここまで来ても「自分が忙しすぎてストレス溜め込んだ」という実感がないのがやばいのかもしれないなぁと思ったりします。周りの人には皆から働きすぎだとか、過労だとか言われました。でも自分は自分が無理し過ぎてることなんて全然ないと思っているんですよね。抜くところはきっちり抜いてるし、適当なところは適当だし、学校も18時半までには出るし。

でもおそらく、私の認識は「できる」範囲の行動なら無理ではない、みたいなものさしで測っていて、これがいけないんだろうなと今回ちょっと思い始めました。できる分には無理じゃないよなって言って、自分のストレスはきっとこんなもんあるんだろうとか、かかる負荷はこれくらいだろうとか、そういうことを考える癖が足りなすぎたんですよね。これはある種の怠慢である。自分を管理するのも大事なことなので、今後は気をつけていきたいと思いました。