ある生徒に今日聞かれました。
「原始時代の、まだナプキンとかがなかった頃のヒトにも生理ってあったんでしょうか?
もしあったとして、どうやって対処していたんだろう?流しっぱなしかな?」
うーん、それは知らない。
そもそも、まず月経がなかったであろうということは考えにくい。
というのも、他の共通祖先があったであろう哺乳類にも月経が見られるから。
だからヒトにも原始時代から月経はあったであろう。そもそもヒト特有のものではない。
しかし、経血を垂れ流したまま活動したというのは、ちょっと考えにくいのかな?と。
何故なら血の臭いにひかれて獣が集まってしまうから・・・
原始時代に比べれば遥かに現代に近いかもしれないが、縄文時代でもゴミは貝塚に捨てた。
だとしたら臭うものは一箇所に集める可能性が高いんじゃないかなぁ。
その場ではそれくらいしか思いつかず。
家に帰って調べてみると、やはり垂れ流しのまま・・・というのはなかっただろうと考えられているらしい。
現代に存在する狩猟民族では、月経を迎えた女性はコケで股間を押さえていたり
草を敷き詰めた特定の部屋で血が止まるまで座ったままじっとしているらしい。
恐らく草に血を吸収させようとしているのだろう。
ちなみに平安時代の日本の貴族でさえ、月経を迎えると部屋に籠りきりになるのだそうだ。
その頃の慣習が引き継がれているのだろう。
生徒は思っても見ないようなことを考えるし、気づく。
良いことも、悪いことも。
でも良いことを思いついた時には、凄いなぁと思う。
自分にはない発想を産むには、やはり第三者が必要だなと感じる。
よく恩師は「学び合い」という言葉を口にしていたけれど、まさにその通りなんだなぁ。