あいまいまいんの生物学

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ノーベル賞を取ったオートファジーの実験について

ノーベル賞をとってからほとんどまだ詳細が見られていないので、分かったことをまとめていきたいと思います。そろそろね・・・。

 

・オートファジーは「液胞内に不要タンパク質を取り込み、分解する」という過程で行われる。

・光学顕微鏡で1000倍位相差にし、分解酵素に異常がある酵母菌の突然変異体を使えば、液胞内にタンパク質を取り込んだ状態を観察することができる。

 タンパク質を含む粒子が黒い粒として観察される。

・100倍の対物レンズを用いる場合は、レンズと観察対象の間に液体を満たす液浸で行う。アニソールを使う。

・この酵母菌の突然変異株は、アミノ酸を培地内に沢山入れておけば増殖できる。オートファジーを行わない分アミノ酸は不足する・・・。黒い粒は増えていく。

・株分離の方法は不明だが、おそらく①栄養培地で酵母菌を育てる②それらコロニーを貧栄養培地にスタンプする③栄養と貧栄養で比較して差があるコロニーから探す で可能かと。オートファジーできない酵母菌は貧栄養下では増殖しないだろう。