今回はほのぼの雑学系生物知識回です!
合成生物学の具体例はしばしお待ちを…(今頑張って作ってます!)
身体の不思議を取り上げて紹介したいと思います!
✿「アイスクリーム頭痛」について
アイスクリーム頭痛ってなんだ?
アイスクリーム、冬に暖かい部屋で食べると余計おいしく感じます。
最近めちゃくちゃ食べてます。
しかし、アイスクリームやかき氷などの冷たいものを一口かじった瞬間、「キーン」と激しい頭痛に襲われる・・・なんて経験ありませんか?
これ、実は専門用語があって、「アイスクリーム頭痛」って言います!
アイスクリーム頭痛は、極端に冷たいものを食べた直後に数分程度発生する頭痛です。
刺すような、きつい痛みが鋭く襲ってきます。
3~5分ほどで収まりますが、この頭痛は片頭痛の痛みに近いと言われています。
アイスクリーム頭痛の原因
アイスクリーム頭痛はなぜ起こるのかは、実ははっきりと解明されていません。
ここでは、現在提唱されている説を紹介します。
① 関連痛説
まずそもそも私たちの顔には三叉神経というものが分布しています。
冷たい物が突然喉を通過して上顎に付着すると、喉の三叉神経が刺激されます。
この時に発生する伝達信号があまりにも唐突なので、本来三叉神経第2枝が「冷たい」という情報を伝えるはずが、
第1枝によって送られた「前頭部が痛い」という信号であると脳が勘違いし、
その結果頭痛が発生するというのが関連通説です。
② 血管膨張説
冷たいものを食べると口腔内の温度が急激に低下しますが、身体は恒常性を保つために反射で体温を上昇させようとします。
体温上昇のために頭に通じる血管を膨張させて血流を一時的に増大させようとするんですが、それによって頭の血管には一時的に炎症が発生してしまいます。
この炎症が頭痛を引き起こすというものです。
これらが代表的な説がありますが、どちらも本当か、はたまた両方が噛み合っているのか、どちらも嘘か…なにも分かりません。
ただ、アイスクリーム頭痛はどちらの説でも「急に冷たくする」ということが引き金になっています。
ですから、冷たいものを少しずつ食べるとか、冷たいものと同時に温かいものを食べるとか、そんな対策法があります。
実際頭痛が起こった場合には、「おでこやこめかみを冷やす」と実は治ります。
頭にアイスを当てる、なんて、もっと冷えそうな気もしますが、①の説がもし正しいとするならば、「頭からの刺激は『痛い』じゃなくて『冷たい』だよ!」って脳に教えることができるのかもしれないですね。