あいまいまいんの生物学

あいまいまいんの生物学

生物学が好き。勉強したり遊んだり。

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好きなのに伝えられないのはなぜ

私は生物学のセントラルドグマの項がもうこの上ないほどに好きなんですよ。

そもそも自分が生物学に引っ張られたきっかけがこの単元なわけで。

生物を構成するすべての根幹が、たった一つの法則「相補性」だけに則って進んでるなんて誰が思うでしょうか?

AとT(U)が結合し、GとCが結合する、これだけの決まりでDNAという物質の塩基配列RNAという物質の塩基配列に変換され、更にはアミノ酸の配列に変換されていくなんてこんな素晴らしいことはないと思います。

なんというシンプルさとなんという応用の広さ。

なんというストイックさとなんというわかりやすさ。

 

だけどこんなに惚れているのに、うまくこの魅力が伝えられない…

説明しようとすると非常に機械的になってしまい、

(いやそのシステマティックさが魅力なんだけども)

どうしたら感動が生まれるのか、「すごい!!」と思ってもらえるのか、なんだか全然わからないのです。

授業を既に2つのクラスでやりましたが、全く手応えがない。

というか、今までも授業してきてこの単元で一度も手応えを感じたことがない。満足がいかない。

自分が好きなものであればあるほど、

愛があればあるほど、うまく人にその良さを伝えられないのは何故なんでしょうか?

自分のこの表現力のなさに情けなさを感じ、

生徒にこの感動を感じさせられないことを不甲斐なく思います…。

 

うーん、どうやってもっていったら面白いんだろう。

 

どうやってもっていったら気付きや感動に変わるんだろう。

 

 

授業をするたびに常に悩んでいる気がします。

今日のここはもうちょっとうまくできたなとか、考えてばかりで。

でも中々向上していかない。

この前も、DNA抽出実験の理論について授業して、

授業後沢山の生徒が「家でやってみたい」「どうやったらできますか?」と

割と興味を持ってくれました。

シンプルに綺麗な事実だけ話すよりも、

出てくるのは本当は純粋なDNAではないよとか、

私はかつて髪の毛からDNAを取り出したよとか、

そういうごちゃついた話の方が具体的で生徒は喜ぶし、

やっぱり実物を見たがるものですね。

実物を大事にせよ、と実習で言われたのに未だにカバーしきれていない自分がもどかしい。

来年は忘れないようにDNAの分野で抽出実験の演示を取り入れたいです。

反省をメモして蓄積する習慣をつけたいなぁ…

そうしよう。そうやっていくしかない。

 

なんやかんや言って、やってみるまで結局どういう説明が良いとか

どういう話の持っていきかたがよいというのがわからなくって、

そこに自分の力量の無さを更に感じます。

生徒は実験台ではないんだけどなぁ…って、

この回しか授業はないわけだから最高の授業を毎回しなければいけないはずなのに、

結局実験台にしてしまっている。

こういうのは本当に良くないです。

でも自分の頭で考えるのにも限界があり、

例えば今の段階で来年度用に生物の教材を改良しよう!と思っても中々うまくいっていないのが現状…

自分の想像力が乏しいんですよね。

はぁ…

 

部活動指導でも自分の情けなさを感じてばかり。

どうしてうまくやれないのかなぁ。

 

 

そんなことを考えながらネットで「良い授業」なんて検索していたら

なんと幻の優秀教材ページ「理科ねっとわーく」が復活していたということを発見しました!!

すごくうれしい!!!

ちょっと教材を漁ってみよう。